ごめんねとありがとう

昨日、夕方・・・ふぶきは静かに旅立った。
今日、にいちゃんと二人で見送った。

朝から「たぶん今日やな」って思っていた。
10時半頃 一度ふぶきは逝きかけた。手足を痙攣させ口を大きく開けて・・「ああもうお別れなの」って思い 娘っちを大声で呼んだ。
私も娘っちもほんとにもうダメやって思った。
それが大声で名前呼んでたら、落ち着いてきてっていうか生還した感じで、また穏やかになった。目は、濁って何も見えてはないようだった。
ソファにふぶきの寝床をつくってずっと側に居た。
マーブルも時折そばにきては、ふぶきの足裏を舐めたりした。
午後3時をまわったあたりから少し呼吸が荒くなってきた。
口を開けたりしだしたから、お水を含ませたり涙を拭いたりしながらふぶきに話かけた。私の左手はふぶきの胸の上におき、心臓の鼓動を感じながら、いっぱいいっぱい話した。「ごめんなふぶき」いっぱいのゴメンをふぶきに言った。もと愛情かけてあげたら良かった、いつもいつも2番手3番手でふぶきを1番にしてあげたことない。ごめんなごめんな、ふぶき。
ママたちのこになって幸せだったか?・・・・そんな事を言いながら私ったら、最後の瞬間ウトウトしてしまった。
マジあかんやん。  ふぶきが「兄ちゃんがふぶきのために、お家に帰ってきてお泊まりしてくれた。嬉しかった〜」って言った、ってかそう言ったように思った。その瞬間ハッーと目が覚めた。えーウトウトしてしもた〜ほんの数秒のはず・・なのに、手の平は鼓動を感じなくて、「ふぶきふぶき」って呼んでも心臓に耳をつけても、もうふぶちゃんは息をしていなかった。
もうなんでこんなかんじんな時にウトウトしてしまったんやろう・・・

2日間兄ちゃんは泊まってふぶきと寝た。
ふぶきは動かなくなってたけど嬉しそうやった。シッポを動かしてたもん。家族の誰よりも兄ちゃんが大好きだった。兄ちゃんが結婚するまでは一緒に毎日寝ていた。ほんとなら兄ちゃんの家にすみたかったやろに・・・。
甘えたなのに甘えベタ。
ルナと仲が悪かったから2階のこになってしまって・・最初のネコパンチもっとさせるべきやった。ルナが逝ってから数ヶ月はリビングにも来ていたけど、マーブルが来て、また2階の子になってしまった。

最後にふぶきと話した内容、もうはちゃめちゃなこと言ってた私。
「今度生まれ変わってきたら、兄ちゃんのお嫁さんになるんやで!、あんなへんこもん、ふぶき以上に愛してくれる人はおらんからな」
兄ちゃんが聞いて無くてよかった。

なんか今、寂しさと、安堵感とが同居してる感じ。
小さなお骨入れに入ったふぶちゃん、ルナちゃんの横に並べた。